プロフィール
向井知子(むかい・ともこ) / コンセプト・空間インスタレーション
日々の暮らしの延長上で、人びとがふとした瞬間、思索にふけることのできる場所・空間づくりを展開。国内外の歴史・文化的拠点での映像空間演出、美術館・博物館などでの映像展示デザイン、音楽やパフォーマンスのための映像等を制作。主な演出に、東京国立博物館、谷中「柏湯通り」、防府天満宮、一の坂川(山口)、聖ゲルトゥルトゥ教会(ドイツ)他。2022年度(2023年3月)のきわプロジェクトの展示より、テキストと自然物による空間演出もあらたに取り組み始める。
永田砂知子(ながた・さちこ)/ 打楽器奏者・即興演奏
1990年代より、厳密に構成されたクラシック音楽から、即興演奏の世界へシフト。さまざまなマテリアルのサウンド・アートを手掛け、鉄のスリットドラム「波紋音(はもん)」に出会う。以後、波紋音を用い全国の寺社、美術館で、海外ではパリ、ブリュッセルで演奏。また、バシェ協会会長として、大阪万博で制作されたバシェ音響彫刻の日本での普及に尽力。
スヴェン・ヒルシュ(Prof. Dr. Sven Hirsch)/ キュレーション & きわダイアローグ
複雑生体システム領域の研究・教育に従事。その他、定量的予測法、モデリング、テクノロジーの未来、エネルギーの未来などに重点をおいた研究を展開している。ホムブロイヒ島美術館(ドイツ)キュレーター、チューリッヒ応用科学大学教授。同大学生体シミュレーション・リサーチグループ長およびデジタル・ヘルス・ラボ所長。
GUEST
グスタボ・ゴメス | 身体表現
振付家、パフォーマンス・アーティスト、映像作家。ゴメスの振付作品は、アート・バーゼル – パルクールス、シャウシュピールハウス・ケルン、ルートヴィヒ美術館、フランクフルト・ラボ、タンツファクトゥール、ヴァルラーフ・リヒャルツ美術館、ヘラーアウ、PiK Deutz、コロンバ美術館、ワータウ・アート・フェスティバル、VRHAMフェスティバル・ハンブルク、アトリエフランクフルト、クァルティア・アム・ハーフェンなどで発表されている。ドレスデン・フランクフルト・ダンスカンパニー(芸術監督|ジャコポ・ゴダーニ)、バレエ・オブ・ディファレンス(芸術監督|リチャード・シーガル)、オスナブリュック・タンツ・テアターなどのダンスカンパニーと共に作品を創作。ゴメスのアプローチは、ダンスを通じた言語を探求し、身体をもちいて新たな舞台の限界に踏み込んでいく。映像作品では、フレームに収められた映像、儀式、そして表現の形而上学との対話をつくりだしている。
プロジェクトスタッフ
編集(ドイツ語・英語)|パウル・ヒルシュ
編集(日本語)|島﨑みのり
フォトグラフィ(記録)|ミア・テア・ホルスト
ビデオグラフィ(記録) | ヨシュア・マルティン
制作アシスタント|フリーダ・ヒルシュ